加根よしきの 令和元年度 東広島市議会第4回定例会 関連質問

【全  文】



○副議長(重光秋治君) 以上で、公明党、竹川秀明議員の代表質問を終わりますが、関連質問があれば、これを許します。
◆20番(加根佳基君) 議長、20番。
○副議長(重光秋治君) 20番加根佳基議員。
◆20番(加根佳基君) それでは、恐縮でございます。関連質問をさせていただきたいと思います。
 まず、私のほうからは、第五次東広島市総合計画とSDGsについての、国際的研究拠点の構築による活力づくりについて伺いたいと思うんですけども、東広島市において、これまで大学との連携に関する協定書、これに基づいて懇談会を開催されております。
 この中でございますけど、一昨年、その懇談会の中で、具体的に教育長からの提言がございました。おっしゃられていることは、小中学校の学校教育のこれからの方向性、これについて世界標準の教育を掲げ、小中学生が大学のキャンパスに行く、最先端の学びに触れる機会などをつくれたらと、そういう提言を申されておられました。大学側としたら、本当によかった、ここで学べてよかった、そういった教育を提供したいと、それが大切なんだと、こういうふうに述べられておりました。
 この話は、本当に現実的で実現可能な話であったように感じております。その後の本市の取り組みはいかがでしょうか、お伺いさせていただきます。
◎政策企画部長(西村克也君) 議長、政策企画部長。
○副議長(重光秋治君) 西村政策企画部長。
◎政策企画部長(西村克也君) 小学校から大学につながる教育の仕組みづくりでございますが、国際的研究拠点東広島を形成していく上で、重要なベースとなるのは人づくりであると思っております。
 特に、新たな価値が創造できます人材を育成するためには、小学校から連続し大学につながる仕組みが必要だと認識をしております。
 こうした中でございますが、平成29年度開催しました4大学連携学長懇談会におきまして、本市から、子どもたちの未来につながる学びへの協力を改めて大学に求めまして、市内小中学生が最先端の学びに触れる機会の創出として、学校における理科実験出前講座の実施とか、大学講義室におけます体験授業等を提案をさせていただいたものでございます。
 その結果でございますが、今年度から、先ほど少し答弁でも触れさせていただいたんですが、大学の最先端の学びに触れる連携事業といたしまして、「科学の芽育成講座」とか「中学生キャンパス体験学習」をスタートさせていただき、さらに、来年度からは新たに「めざせ!未来のノーベル賞・科学の芽成長プロジェクト」の実施等を計画しております。
 こうした大学の知的資源を活用した取り組みは、質の高い学びの提供や、本市のイノベーションを生み出す土壌を培うことにもつながることから、今後も大学との連携を強化し、次の世代を担う人材の育成に努めてまいりたいと考えております。
◆20番(加根佳基君) 議長、20番。
○副議長(重光秋治君) 20番加根佳基議員。
◆20番(加根佳基君) ありがとうございました。まさにこのときの協議が、本当に実になってきているということで、納得しております。これは、大学のほうで、一人でも多くの我が市の生徒が、大学の環境に触れる、そして、学んでいただける方が本当に多くなれば、それだけ人材も本当にふえていくんではないのかなと期待する部分でございます。どうかよろしくお願いいたします。
 さらには、広島国際大学からの具体的な部分でのコメントがありました。例えば職業体験の部分で、具体的な支援があればもっとよくなるよというものだったと思うんですが、これについても、先ほどの竹川議員からの質問に対しての答弁で、具体的な取り組みが既にもう開始されているというふうに認識いたしました。もうまさにそのときの会合の内容が実を結んでいるんだなと、いずれにしても本当にこういった協議はトップの会談です。このトップの会談のコメントというのは、まさにそこに本市の発展につながる大きなポイントがそこにはあるんだと、そのポイントをより実践していく、この取り組みは今後しっかりと私どもも注視していきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
 次の再質問をさせていただきたいと思うんですが、新型コロナウイルスの感染症の市の対応についてお伺いしたいと思うんですが、市民の不安解消に医療相談アプリというのが他の自治体でもう既に取り組まれているということであります。
 これはちょっと提案になるかもわかりません。新型コロナウイルスについて医師に相談できるアプリを期間限定で無料提供されている自治体がありました。茨城県つくば市でございます。これは30分以内で回答が得られ不安の軽減などに役立っていると聞き及んでおります。
 アプリ利用者は、流行地への渡航歴の有無や発熱時間など該当する項目を選択して送信、この情報に基づき登録する医師、約120人のうち内科医らが肺炎の疑いがあります、保健所に指示を仰いでくださいと緊急性をアドバイスしてくれるアプリでございまして、通常は有料サービスですが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて1月12日から無料提供を開始されております。
 利用者は、アプリなので対面よりも気楽に医師に相談ができるなどの声が寄せられているそうでございます。本市においては、このような対策を検討する必要があるのではないのかなと思いますがいかがでしょうか。お聞きします。
◎健康福祉部長(梶永里美君) 議長、健康福祉部長。
○副議長(重光秋治君) 梶永健康福祉部長。
◎健康福祉部長(梶永里美君) 本市における新型コロナウイルス感染症への対策でございますけれども、現在の相談窓口の体制といたしましては、帰国者・接触者相談センター、これは県西部東保健所にございますが、新型コロナウイルス感染症に関する健康状態の相談はもちろんのこと、一般的な相談を含め対応しているところでございます。
 また、当該感染症の疑いがある方などにつきましては、同センターが県内18医療機関で構成する帰国者・接触者外来を御案内し、そこで検体を採取します。その後、地方衛生研究所でウイルス検査をし、仮に陽性だった場合は県内の四つの医療機関において入院治療をするという流れが確立されております。
 議員御指摘のアプリにつきましては、新型コロナウイルス感染症に関して自分の健康状態を知り得るツールの一つであるというふうな認識をしておりますが、市といたしましては帰国者・接触者相談センターへの御案内を基本とし、引き続き、関係機関と連携しながら市民の方の不安が少しでも解消されるように対策を講じてまいりたいと考えております。
◆20番(加根佳基君) 議長、20番。
○副議長(重光秋治君) 20番加根佳基議員。
◆20番(加根佳基君) ありがとうございます。本市内の医療機関に集中することを防ぐ大きな効果があると、それと同時に何よりも市民の不安の解消につながっていくんだということなんでございます。どうか、今後、具体的、前向きに医療相談アプリの検討を進めていただけるよう強く要望し、これはここでとどめますのでお願いいたします。
 次に、このたび政府が全国の小中高校などに対して一斉休校を要請されております。このことについては、まず第一に子どもの健康を守るためにはやむを得ない処置と思います。さらには、さまざまな影響を考えての万全な体制、柔軟な対応が必要でございます。
 これから、休校によって生じてくる課題や、あるいは保育所や放課後いきいきこどもクラブについては、今後どのような対応をされるのか本当に懸念しております。その辺いかがでしょうか。お答えください。
◎こども未来部長(上田祐子君) 議長、こども未来部長。
○副議長(重光秋治君) 上田こども未来部長。
◎こども未来部長(上田祐子君) 本日3月2日からの小学校の休校を受けまして、基本的には感染予防の趣旨を尊重するということで、自宅で過ごすことが可能である児童生徒に対しては自宅で過ごしていただくということですけれども、親の就労状況等によってはそれができない児童もいらっしゃるということでございます。
 そうしたことから、いきいきこどもクラブとしましては教育委員会及び各学校現場の協力を得まして、本日8時半から14時までは教室で先生方の見守りのもとで過ごし、また14時からはいきいきこどもクラブへの移動ということで準備をしております。
 また、どの程度の子どもさんが学校に来られるか、その状況を見まして、感染予防ということもございますので、いきいきこどもクラブの施設が狭隘という課題もありますことから、状況に応じてはそのまま教室を活用することも視野に入れながら調整することになっております。
 また、加えていきいきこどもクラブの入会児童以外、医療福祉の従事者を保護者に持つ低学年についてもあわせて同様の受け入れをする体制をとっているところでございます。  また、保育所につきましては、通常どおりの開設としておりますが、正しい手洗いやせきエチケットなどの対応をしっかりするとともに、家庭での検温、それから十分な睡眠をとって規則正しい生活をとるように指導しつつ、感染予防にできるだけの配慮をしております。
 また、19日前後に予定しております卒園式につきましては、小中学校の卒業式を参考にしつつ、できるだけ規模の縮小等をしまして感染予防の対策をとっているところでございます。
◆20番(加根佳基君) 議長、20番。
○副議長(重光秋治君) 20番加根佳基議員。
◆20番(加根佳基君) 大変ありがとうございました。本当に、今まさに行政がこのことについて一丸となって、不安を持つ市民に対してしっかりときめ細かく安心していただける対応に責任を持つことであります。我々議員も市民の命を守る観点から全力を挙げて協力してまいりますので、どうかよろしくお願いいたします。
 私のほうからは関連質問を終了させてもらいます。以上でございます。ありがとうございました。