加根よしきの 平成19年度 東広島市議会第2回定例会 一般質問

【全  文】


午後2時04分再開

○議長(杉井弘文君)再開いたします。
引き続き一般質問を行います。
2番加根佳基議員の一般質間を許します。

◆2番(加根佳基君) 議長、2番。
○議長(杉井弘文君) 2番加根佳基議員。
◆2番(加根佳基君) (登壇)
 皆さんこんにちは。公明党の加根佳基でございます。
 今回の質問で最後を締めさせていただきますので、どうかよろしくお願い申
し上げます。
 4月に初当選させていただき、あっという間にはや2か月がたとうとしてお
ります。この間、市民の皆様からは、温かい励ましとカ強い御支援をいただい
ておりますことに、改めまして厚く御礼申し上げます。
 私は、市民の皆様の御期待に沿えるよう、市民の皆様と市政のパイプ役とし
て、「一人一人が輝く東広島の実現へ」を目指し、お一人お一人の声を全身で
受けとめ、現場第一主義に徹し、誠実に、真剣に、情熱を持って議員活動を行っ
ていくことを新たに決意しております。
 この2か月の活動の中で、本当に驚くことが幾つかありました。市民の皆様
の安心と安全、そして住みよいまちづくりを目指していく中で、まだまだいろ
んな点におきまして改善や見直しを図っていかなければならないと思います。
そこで、通告書に従い、順次質問をさせていただきます。
まずは、合併に伴う各支所の空き部屋利用についてですが、現在の各支所の
空き部屋を確認したところ、全く利用されていないのが現状でございます。具
体的に空き部屋数を言いますと、豊栄支所は5室、福富支所は6室、河内支所
は10室、黒瀬支所は5室、安芸津支所は2室と、合計で28室空きスペースがご
ざいます。これについては市はどのように利用しようとお考えなのか、伺いた
い。
 東広島市として、むだを廃止して効率を図っていく上で、'空き部屋を市民の
ための施設として、本当に喜んでいただける活気ある支所を目指すことを望み
まして、空き部屋有効利用の取り組みを早急にやっていただきたいと思います
が、そのことも踏まえ、お考えを伺いたいと思います。
 また、その上で、費用は公費で負担してでも空き部屋を市民に開放し、市民
の皆様に本当に喜んでいただけるような活用を考えていただきたいと思います。
例えば、高齢者の方が支所に行けば生き生きとして、さらにはつらつとした毎
日を送っていただくための支援の部屋として活用していただければなと。さら
に、市民の皆様の健康管理のため、また病気にならないための健康促進センター
の設置、また子育て支援センターの設置、そして若者にどんどん開放して、バ
ンド演奏の練習や市民コンサート等の企画運営をその若者がしていただく、そ
のための部屋として活用していただきたい。さらには、県内の特産物の販売コー
ナーもあっていいんではないでしょうか。本当に市民の皆様が心から書んで、
毎日でも通ってこられる活用は考えられないでしょうか、市長のお考えをお尋
ねいたします。
 次に、ドクターヘリの配備についての質問でございますが、我が公明党、
一人でも多くの人を救うため、またどこに住んでいても安心して生活ができる
基盤をつくっていくことが政治の最大の役割であるとの観点から、救命率の向
上に大きく貢献するドクターヘリの全国配備を全カで推進しております。実際
にドクターヘリによって九死に一生を得たドラマが各地に生まれており、その
取り組みに感謝の声が数多く寄せられております。その中での一例ですが、紹
介させていただきます。
 和歌山県の森山一成君は、友達と菓子を買いに自転車で出かけた直後、ライ
トバンと正面衝突、周囲にすさまじい衝撃、衝突音が鳴り響きました。驚愕し
た友達の知らせを受け、私は無我夢中で一成のもとに駆け寄りました。事故現
場には、口から血の泡を吐き、鼻からは血があふれ、皮膚が真っ黒になり、目
が飛び出しそうなほど膨れ上がった一成が倒れておりました。その後、間もな
く駆けつけた救急隊員の方が、状態はかなり重いと判断し、ドクターヘリを手
配してくれました。和歌山市内の和歌山県立医科大学附属病院まで現地からわ
ずか8分で到着。ヘリの中でも、医師と看護師による救急治療が行われました。
今考えると、この素早い処置がすべての決め手となったと思います。頭部脳挫
傷頭蓋骨骨折を負った一成は、1週間意識不明の状態が続きました。意識が戻っ
たとき、担当医師が「お母さんが来てくれたで、わかるか」と声をかけると、
一成は目で合図をしてくれました。この瞬間、今でも忘れることができません。
この春、一成は小学校5年生に。現在、軽度の高次脳機能低下の後遺症が残っ
ておりますが、体はすごく元気です。主治医より体育もオーケーとの許可を得
て、走り高跳びにも挑戦しております。一成が生きてくれて本当によかったと
ドクターヘリに感謝する日々ですと、本当に心から喜んでいらっしゃいます。
ドクターヘリの配備については、既に国、県が取り組んでおられますけども、
本市といたしましては、積極的に取り組んでいただきたいと思います。ここ東
広島市は、県域のほぼ中央にあり、ドクターヘリの基地として最適の位置にあ
ると思います。したがいまして、本市が基地拠点となれば、県内のどの地域に
も迅速に対応でき、救命率の向上が大いに期待できるものと思います。相当な
費用が必要になることは理解しておりますが、他の市町と負担し合うことも検
討し、本市がドクターヘリの配備の事業に取り組むことにどのようにお考えで
しょうか、市長の考えをお尋ねいたします。
 最後に、学校教育のあり方といじめ問題についてでございますが、いまだか
つていじめによる自殺をする子供がいる現実に対し、真正面から取り組んでい
らっしゃる教員の皆様方には、本当に御苦労をおかけし、大変ありがたく思っ
ております。
 学校の現場で何が起こっているのか、生徒が何を悩んでいるのか、その状況
をつかみ取ろうと必死で頑張っておられる。現実、学校は、非行やいじめ、親
からのクレームの対応に追われ、経済的、心理的な余裕のなさから、親にも子
にもストレスがたまり、それが学校で放出されているのではないでしょうか。
教育改革、教育再生といっても、現場が直面している課題はさまざまでござい
ます。
 中・長期的に取り組む課題もありますが、今最も悩み、悲鳴のような叫びを
発している子供たちや保護者、教員の方々への支援は待ったなしの課題である
ことから、公明党は、その解決の具体策として、いじめ、不登校の解決を目指
し、いじめレスキュー隊の設置を提案し、これまでも川崎市、また兵庫県川西
市では、子供たちの問題を解決するための第三者機関として、オンブズパーソ
ンを設置し、成果を上げています。
 不登校の問題では、不登校の原因は、いじめや授業についていけない、友達
がいないなどさまざまで、きめ細かい支援が必要となっております。
 そこで、滋賀県では、具体策として、教職を目指す大学生を学校に派遣する
メンタルフレンド制度を実施しております。これはスクーリングケアサポート
の前進で、県が3年間の試験事業としてスター・トいたしました。小学校の不登
校児童の相談相手として、大学生を児童の家庭や学校、学校への復帰を促すた
めの適応指導教室などへ派遣するもので、費用の半分を県が負担し、残り半分
を市町が負担しております。学生ボランティアによる気楽に何でも相談できる
お兄さん、お姉さんの存在は、子供たちの心のよりどころとなり、また教員と
子供たちを結ぶかけ橋となって、不登校の防止に役立っております。
 先日の記事にも紹介がありましたが、何とかかわった生徒の9割が状況好転
しているとのことでした。ケアを受けた児童からも、先生に言えないことも気
楽に話せ、ケアサポーターがそばにいると教室に入れたり、皆と遊んだりでき
るなど、好意的な反響が寄せられております。
 東広島市の市民の皆様から、教育に関する不安といじめの撲滅に向けて、何
としても我が東広島においても、具体策を講じ、さらにさらに全カで取り組ま
ないといけないなと切に思います。そこで、東広島における教育のあり方、そ
していじめの問題にどのように取り組んでいらっしゃるのか、教育長に伺いま
す。
 以上をもって私の1回目の質問を終わらせていただきます。大変ありがとう
ございました。


○議長(杉井弘文君) 答弁を求めます。
◎市長(藏田義雄君) 議長、市長。
○議長(杉井弘文君) 藏田市長。
◎市長(藏田義雄君) (登壇)
 加根議員の御質問に対しましては、私からは合併に伴う各支所の空き部屋利
用について御答弁を申し上げます。
 まず、空きスペースの活用についてでございますが、その現状は、議員御指
摘のとおり、先ほども申されたとおりでございますが、支所全体では、部屋数
にして28室、面積にして1,848平米が空きスペースとなっております。
 これら支所の空きスペースの活用推進につきましては、昨年5月に、関係部
局により支所庁舎に関する打ち合わせ会議を立ち上げ、中・長期的な視点を踏
まえながら、支所機能の確保、各部局の計画、住民要望をはじめとする各地域
の状況、耐用年数など、建物の状況等々について総合的に勘案しながら検討を
行ってまいりました。
 その結果、福富支所及び河内支所につきましては、それぞれ平成14年及び平
成7年に建築されており、施設も新しいことから、この空きスペースすべてを
公民館機能、図書館機能等を持つ生涯学習施設として活用していくことといた
し、本年度、生涯学習部において、改修工事の設計業務に着手したところでご
ざいます。
 また、黒瀬支所及び安芸津支所につきましては、昭和30年代後半から40年代
前半にかけての建築とされており、建物の耐用年数が残りわずかであることな
どから、旧議場のスペースを中心に、大きな改修費を必要としない書庫及び倉
庫として活用することとし、昨年度改修を行い、本年度、総務課において書架
を購入し、書庫として使用をしております。
 黒瀬、安芸津両支所のその他の空きスペースにつきましても、同様に書庫、
倉庫として活用をしてまいります。
 豊栄支所におきましては、隣接しまして東広島市豊栄文化センター及び豊栄
保健福祉センターの施設があり、現時点では活用方法について決定していない
部屋が残っておりますが、これらにつきましても引き続き市民への開放などを
含め、市民の皆様に喜んでいただけるような有効活用を進めてまいりたいと考
えております。
 他の質問につきましては、説明員より説明をいたします。

◎教育長(木村清君) 議長、教育長。
○議長(杉井弘文君) 木村教育長。
◎教育長(木村清君) (登壇)
 私からは、議員御質間のうち、東広島市における教育のあり方といじめ問題
についてお答えいたします。
 すべての子供たちにとりまして、学校は、安全で楽しい場所でなければなり
ません。保護者にとりましても、子供を預ける学校で、子供たちの心身が守ら
れ、笑顔で帰宅してくれることが何よりの願いでございます。
 いじめ問題は、このような子供たちや保護者の思いを踏みにじるものであり、
決して許すことのできない問題でございます。現在、その認識に立ち、いじめ
の未然防止に努めるとともに、いじめの早期発見、早期対応に取り組んでいる
ところでございます。
 小・中学校におけるいじめの発生状況でございますが、昨年度は、市内の小
学校で27件、中学校で18件のいじめが発生しております。いじめられた子供へ
の支援、いじめた子供への指導などを家庭の協カの中で早期に取り組んだこと
により、まだ子供の不安が消えてない、あるいは保護者が十分納得されてない
などといった事例が数件ございますが、いじめの実態については解消しており
ますが、指導後における学校での生活の様子などをしっかり観察、把握しなが
ら、いじめが再発しないよう取り組みを進めております。いじめの対応につき
ましては、議員御指摘のとおり、悩みを抱えた子供たちや保護者、教職員のき
め細かい支援が重要であると考えております。
 まず、いじめなどの悩みを抱えている児童・生徒の把握をするために、昨年
度は、すべての児童・生徒を対象にアンケートや面談を実施しております。そ
の中で、いじめの実態が明らかとなり、その解消に向けて取り組みを進めていっ
た事例もございました。本年度も、各学校に対しまして、定期的なアンケート
や面談によるいじめの点検をお願いしているところでございます。このような
定期的な点検だけではなく、日常的には子供たちの書いた日記、遊びの様子、
友達関係、学習の状況など、学校生活を丁寧に観察したり、保護者や地域から
の情報提供を大切にするなど、しっかりアンテナを張る中で、いじめ等の実態
把握に努めるよう指導しているところでございます。
 また、児童・生徒の立場から、いじめを許さない機運を盛り上げていくこと
も重要であると考えております。昨年度の場合ですが、生徒会が中心となって
いじめ撲滅宣言を作成し、それを全校集会でアピールするなどの取り組みを
行った学校もございました。これらの取り組みを一過性に終わらせることなく、
児童・生徒同士がいじめを許さず、注意し合える学校風土づくりに努めてまい
りたいと考えております。
 次に、いじめなどへの相談体制についてでございます。
 本市では、これまでも中学校へはスクールカウンセラーを週1目、メンタル
アドバイザーを週2日派遣し、児童・生徒の悩みを相談できる体制を整えてき
ました。また、小学校へは要望に応じてスクールカウンセラーを派遣しており
ましたが、今年度から中学校に配置しておりますメンタルアドバイザーも定期
的に月1回派遣することにいたしました。また、児童青少年センター内には総
合相談室を設置しており、火曜日から目曜まで、電話と来所による相談を受け
ております。
 さらに、学校だけでは対応が難しいケースについては、指導主事や心の教育
総合アドバイザーを派遣し、問題解決を目指して、子供たちへの直接的な取り
組み、家庭への対応、教職員への助言等の活動を展開しております。状況によっ
ては、大学生等のホームサポーターも派遣し、子供たちの心のケアに努めてい
るところでございます。
 また、いじめに対する教職員個々の指導カ向上も重要となってまいります。
そのために、今年度は小学校生徒指導ハンドブックを改訂いたしまして、いじ
め問題対応の具体的事例やその取り組みの方法等の内容を大幅にふやしました。
このハンドブックは、市内小学校全教職貫に配付しておりますので、さまざま
な研修などで活用し、教職員個々のかかわり切る生徒指導カの向上につなげて
まいりたいと考えております。
 いずれにいたしましても、いじめは、どの学校、どの子供にも起こり得ると
いう視点に立って取り組みを進めていくことが重要であると考えます。本来、
子供たちは、安心して自分のカを伸ばしたいという願いを持っております。こ
の子供たちの願いをかなえるために、先ほど議員から御紹介ございました、他
県、他市町での効果的ないじめ問題に対する取り組み事例も参考にしながら、
本市におけるいじめ問題の対応の充実を図ってまいります。

◎消防局長(門義明君) 議長、消防局長。
○議長(杉井弘文君)  門消防局長。
◎消防局長(門義明君) (登壇)
 私からは、ドクターヘリの配備につきまして御答弁をさせていただきます。
 ドクターヘリは、議員御案内のとおり、事故、急病や災害等の発生時に、消
防機関、医療機関等からの要請に対し、直ちに医師等が同乗し、ヘリコプター
で救急現場等に出動する事業は、搬送時間の短縮のみならず、救急医療に精通
した医師が救急現場等から直ちに救急医療等を開始し、高度な救急医療機関に
至るまでの連続的に必要な医療を行うことにより、救命率の向上や後遺症の軽
減に大きな成果を上げることが期待をされておりますことから、国においては、
平成13年よりドクターヘリを正式に導入し、全国展開されてきており、平成19
年5月末では、全国でドクターヘリを導入されている都道府県は、10県でl1機
となっているところでございます。
 ドクターヘリ配備に取り組むことについてどのように考えているかとの御質
問でございますが、こうした高次救急医療対策は県内全体に影響を及ぼすこと
から、医療法の規定に基づき、都道府県において国が定める基本方針に即して、
かつ地域の実情に応じて定めることになっており、本県では、広島県保健医療
計画において定められております。
 救急医療対策としてのヘリコプターの活用については、重症救急患者の広域
的な搬送体制を確保し、救命率の向上を図るため、平成17年8月から、県内2
機の消防・防災ヘリコプターを活用して、救急救命センター等の医師がヘリに
搭乗し、救急現場から救命医療を行う広島県ドクターヘリ的事業に取り組まれ
ておりますが、保健医療計画の救急医療対策の課題として挙げられております
ように、本県におきまして実施されている消防・防災ヘリコプターによるドク
ターヘリ的事業は、他県の本格的なドクターヘリに比べまして出動件数が伸び
ていない状況でございます。
 この要因といたしましては、消防・防災ヘリは、機材がほかの任務と兼用で
あることや、ヘリコプターが病院に所属していないので、医師が乗っていない
ために、出動依頼を受けて病院から医師をピックアップする場合には救命に時
間を要することなどから、短時間で出動できるドクターヘリとは大きく異なっ
ていることが考えられますが、消防・防災ヘリコプターによる速やかな救急業
務を実施するため、消防庁の出動基準ガイドラインを踏まえ、ヘリコプター出
動基準ガイドラインを定めるとともに、広島市所属の航空隊と県所属の防災ヘ
リの出動については一元指令系統に置かれ、体制が整っているヘリを速やかに
出動させることができる体制をとられています。また、救急対応の機器搭載を
標準装備にし、離陸までの時間を7分までとされています。
 議員御提案の本市にドクターヘリの基地を置くためには、ヘリの常駐先は医
療機関とする必要がございまして、医師等の医療スタッフが即座に搭乗できる
ことが求められております。搭乗する医療スタッフの要件といたしましては、
救命救急センター等の救急医療に精通した救急医師であり、看護師は救命救急
センター等の救急部門の専属看護師であることが求められております。そのほ
か、代替機の確保や操縦士、整備±など、クリアすべき各種の要件設定がござ
います。また、本市には重篤な救急患者を治療できる3次救急医療機関がない
ため、ドクターヘリの運行基地としては困難でございます。
 ドクターヘリ的事業の実施には、医師会、関係医療機関、関係行政機関、消
防機関など、県内全域における協力体制が不可欠でございます。現在、今国会
におきまして、救急医療用ヘリコプターを用いた救急医療の確保に関する特別
措置法案が審議をされておりますことから、今後の情勢を注視してまいりたい
と考えております。

○議長(杉井弘文君) 再質問があれば許します。
◆2番(加根佳基君) 議長、2番。
○議長(杉井弘文君) 2番加根佳基議員。
◆2香(加根佳基君)
 まず、各支所の空きスペースの有効利用についてでご
ざいますけども、基本的に市民の皆様が喜んで活用していただくことが第一で
ある。そのことから、まず市民の皆様からアンケートをしっかりととっていた
だき、若者からお年寄りまでお声をしっかりと反映していただきたく、御要望
にとどめさせていただきます。
 そして、ドクターヘリの配備についてなんですけども、本市において、3次
救急医療機関がない、基本的にそういう機関がないということから、大きな設
置条件で問題になってくるということで、それも本当によくわかるんですけど
も、この東広島市としてでも、もうトータル的にすべてを含めてしっかりと検
討していただき、積極的に取り組んでいただきたいな、これも要望にとどめて
おきます。
 最後、学校教育のあり方といじめの問題なんですけども、学校教育法が改正
されます。特別支援教育が位置づけられて、この4月から施行されております。
特別支援教育を受けているその児童に対してどのように取り組んでいらっしゃ
るのか、お聞きしたいと思います。どうかお願いいたします。

○議長(杉井弘文君) 答弁を求めます。
◎教育長(木村清君) 議長、教育長。
○議長(杉井弘文君) 木村教育長。
◎教育長(木村清君)
 再質問のうち、先ほど特別支援が必要な子供への教育
についてといじめ対策について質問ございました。
 特別支援学級やそこに在籍、通級しております子供たちに対する正しい理解
については、学校、学年全体や学級の場において、年度当初をはじめさまざま
機会をとらえる中で指導を行っております。
 また、先ほども御答弁させていただきました。いじめにかかわるアンケート
や面談の中でも、自分のことだけでなく、ほかの子供たち、またいじめられて
いる実態がないかについて問うようにいたしております。
 そして、特別支援が必要な子供たちは、とりわけ弱い立場になりやすうござ
いますので、目常的にその子供たちに対するいじめなどの実態がないか、校内
支援体制を組み、全教職員でしっかりアンテナを張り、実態把握と指導に努め
ているところでございます。

○議長(杉井弘文君) 再質問があれば許します。
(2番加根佳基君「ありません。以上です」との声あり)
 これをもって2番加根佳基議員の一般質間を終わります。
 以上で本日の日程は終了いたしました。
 会期予定表のとおり、19日、20日、21日及び22日は各常任委員会の付託案件
の審査をそれぞれお願いし、6月25日は本会議を行います。
 本目はこれにて散会いたします。
午後2時36分散